2017年2月 新着楽器と入荷予定のご案内

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≪輸入クラシック 中古≫

H.Y.アグアド No.212 1962年 655mm 松・中南米ローズ

マヌエル・エルナンデス(1895~1975)とヴィクトリアーノ・アグアド(1897~1982)による共作。通称「アグアド」と呼ばれるこのギターは、ハウザー、フレタなどと並び20世紀に生まれた真の銘器の一つとして、いまだ世界中で不動の人気を誇っています。楽器としてのその表現におけるポテンシャルは異様に高く、楽曲の興趣、弾き手のタッチの変化に実に柔軟にかつ鋭敏に反応し、それが申し分のない豊かなヴォリュームで響くのは、まさにギター演奏における至福の瞬間でしょう。もともと2人でマドリッドにピアノの修理工房を開いたことからパートナーシップが始まりましたが、同工房の一角をマヌエル・ラミレス工房出身の名工モデスト・ボレゲーロに貸し与え、その作業を間近で
観察したことからギター製作へのきっかけとなったとされています。マドリッドというスペインギター製作の中心地にありながら、どこか複眼的な視線を感じさせる特異な光彩を放つギターを製作し、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサや若き日のジョン・ウィリアムス、ジュリアンブリームら稀代の名手たちを魅了しました。本作はセラックでの再塗装が施されておりますが、オリジナルの良さを損なうことなく、アグアドならではの音響世界が堪能できます。この年代のギターとしては割れもなく、美品といえる1本です。

カシミーロ・ロサーノ 1a 2003年  650mm 松・ローズ1954年生まれ。スペイン、クエンカの工房。ヴィセンテ・カリージョの工房に弟子入りし、またその他にも大手ギターメーカーなどで技術を磨きました。1980年に独立し、1994年に現在の工房を設立してからは常に安定した高品質なギターを製作し続け、世界中のユーザーに愛用されるブランドとなりました。
くせが無く、ストレスのない明朗な鳴りは誰もが抵抗なく馴染める円満なスペインギターとして、不足の無い仕上がり。ボディはやや大き目ながら演奏性は日本人にも弾き易く設定されております。

ホセ・ラミレス 2E  1994年 650mm 松・ローズホセ・ラミレス3世が1950年代後半から発展させた工房は、中世のギルド方式を蘇らせ採用することで、最高級品の大量生産という前人未到の偉業を成し遂げましたが、その3世が人生の最後の時期により広いユーザーに向けてとのコンセプトでカタログ化されたエステューディオラインは、入門用ながらラミレスのエッセンスが詰まった良品として、現在も多くのビギナーに愛されています。
1995年に亡くなった3世にとって1994年は4世との最後の年となり、直接の製作には関わってはいないものの、ラミレスファンのマニア心を少し刺激する年式でしょう。

 ≪国産クラシック 新作≫

栗山大輔 60号 バルベロ1世モデル 650mm 松・ローズウッド新人とは思えない完成度の高さと見事な造作で、入荷毎にプロ、アマ問わず注目度を増している俊秀。待望の2017年第一号の新作です。前回のハウザー1世1931モデルでは、オリジナルが持つスペインギター伝統のドイツ的な解決といえる音響世界を見事に体現。今作では再び純スペイン的な伝統工法に立ち返り、しかも新たな挑戦も感じさせる意欲作。たっぷりとした深みを持ちながら決してあいまいな輪郭に陥ることのない低音から中低音、あくまで凛として力強いクリアな高音。タッチに対する反応の鋭敏さ、全体の演奏性も含め、
またしても期待以上の新作となりました。

西野春平 35号 ハウザーモデル 650mm 松・ローズウッドジャパニーズブランドの特徴的代名詞ともいえる、造作の精巧と音響バランスの高次での達成を維持し続けるベテラン。エレクトリックガットの製作においても長年各方面から高い評価を受けてきた氏だけに、クロスオーヴァーにユーザーを獲得してきたアヴェレージの高さが非常な魅力となっています。
本格的なサウンドを比較的手軽に楽しめる価格設定も魅力。

 

≪国産クラシック 中古≫ 

佐久間悟 80号 ロマニリョスモデル 2012年 650mm 松・中南米ローズ新作が待たれる製作家の一人として、当店でも人気の製作家。お馴染みのロマニリョスモデル80号、極めて状態良好の中古です。しっかりと丁寧に弾き込まれており、この楽器のポテンシャルが引き出され、ヴォリュームのある実にたくましい響き。しかしながら華美さとは一線を画した、むしろやや渋めな音色は、それゆえにこの作家の人気の理由ともいえる特徴的なもの。
ボディ材はスペインの名工より譲り受けた特別な良材を使用。

星野良充 80号 2011年 650mm 松・ローズその透徹した響きにやはり特徴的な個性を感じさせるベテラン、2011年製作の中古良品が入荷です。名器中の名器と言われる世界中のギターを実地に研究し自らの製作哲学の中に消化してきた氏のギターは、常に厳しく、そして深い表現力を備えたものとなっています。

タカミネ TGL1 650mm 杉・ローズ合板

国内最大手ブランドの一つ、アコースティックギターでも国内外のプロミュージシャンから絶大な支持を得ており、それらのコンサートにおける使用性と演奏性の抜群の高さは他の追随を許さないほど。本作はアコースティック同様に早くからブランドとして力を注いできたクラシックギターの
入門用モデル。やはり不足のまったくない仕上がり。洒落たロゼッタの意匠もこのブランドならでは。

今後も国内外の名品の入荷を予定しております。ご興味の有る方は気軽にお問合せ下さい。
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