最初は残念ながら聴けなかった前半の方の写真ですが、前半は19世紀ギターで受講される方が多く居ました。
J.Mさん ソナタ1楽章 (A.ディアベリ) 19世紀ギター
19世紀ギター受講者には音楽表現や技術の他、19世紀ギターとモダンギターの弾き方の違いやa指を使わない演奏スタイルの歴史的背景や個人的見解(「当時は小指を表面板にくっつけて弾いていたのでa指が使いにくかったのではないだろうか」との事。)などを交えて解説していました。
N.Yさん 恋人の嘆き (J.メルツ) 19世紀ギター
T.Hさん チェロ組曲第一番より (J.S.バッハ) モダンギター
人員の都合上写真は少なくなってしまいましたが、後半のモダンギターでの受講は多く聴く事が出来ました。「あなたの人生に於ける音楽のあり方は?」という様なディープな質問から、技術の話、音楽表現や楽曲形式について、体の状態についての話、イメージトレーニングについて、フレットノイズ対策、他楽器の編曲について・・・。バラエティ豊かでいて、しかも濃い内容の講義だと感じました。
中でも印象的だったのは、歌声で複数の声部を歌って確認してみる方法でした。「3声の曲の3つの声部の内、1つの声部を声に出して歌う練習をするとよいでしょう。ギターではやっている人は少ないようですが、ピアノ等では当たり前のように行なわれている方法です。」と言いつつ歌うスミッツ女史の歌声は伸びやかで美しい声でした。
あれだけの長時間マスタークラスを行い、翌日にはコンサートで弾くという話でしたが、そのバイタリティにも驚かされました。
毎回名ギタリストを招いてのアウラ音楽院主催マスタークラスですが、今回も様々な角度からの充実した内容のすばらしい講義になりました。

