HOME練習のヒント初心者ガイド > 16.なかなか進歩しない
16.なかなか進歩しない
 「ギターが好きで長年練習しているのに、あまりうまくならない。。。」と思っておられる方は、かなり多いのではないかと思います。 アマチュアの楽しみ方としては、ただ音を出しているだけでも結構楽しかったり、楽譜を見ながら音をひろって数時間を過ごすのも楽しい休日かもしれません。 でも、もしあなたが、誰かに弾いてあげる曲がほしいとか、レパートリーと言える曲を持ちたいと思われるのでしたら、練習方法を見直してみるとよいかもしれません。   新しい曲を練習する時、一日に何回くらい繰り返すでしょうか。 はじめの数日は、譜面を最後まで追えないかもしれません。 半ページでも1段でもかまいませんから、1日に5回以上、できれば10回繰り返しましょう。 同じ部分をゆっくり何度も繰り返すのが上達の早道です。 ヴァイオリン指導で有名な故鈴木慎一先生の著書に感動的な場面があります。 正確ではありませんが、だいたい次のような内容です。   音楽学校で、ある学生が「いくら練習しても早く弾けません」と相談に来たときのことです。 鈴木先生は、「ちょっと指を動かしてごらん。あなたは手に怪我でもしたのですか? ちゃんと動くじゃありませんか。あなたの指は早く動く。でも練習方法が間違っているのです。これから5日間、心を込めてゆっくり、ていねいに練習してごらん。そのあとで2日間ちょっと早く練習してごらん。」 その学生は1週間後、何の問題もなく弾けるようになったそうです。   このエピソードは、鈴木メソッドの基本、つまり丁寧に同じことを何度も繰り返すということを示しています。 ギターでもおそらく同じことが言えるでしょう。 指に動きを記憶させるには時間がかかります。   1回さらってあとは明日というのでは、指は覚えてくれません。 また、ゆっくり繰り返すと言っても、ただ漫然と繰り返す練習では、効果が半減してしまいます。 どの指が問題なのか、どこでよけいな力が入ってしまうのか、どこを押さえそこなうのか、などをよく観察しながら練習する必要があります。 曲全体を何度も弾くのは時間がかかりますから、区切りの良いように取り出し、部分的に練習することが大切です。
beginer-2 beginer-2