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Q & A 集
15.左手を移動するとき、低音弦をこする雑音が気になるのですが

指が乾燥しがちな方は、この雑音に悩まされることがあります。
湿度によって雑音の出方は異なり、夏場は汗で指が湿りがちですから、雑音はそれほど気にならないのですが、冬場はかさかさになるため、大きくなります。

演奏前に一時的に指の状態を改善する目的で、天花粉(シッカロール)を弦と指先につける人もいます。
ただしこの方法を使うと弦の傷みが早い上、低音の伸びが悪くなりがちです。
レコーディング用の研磨弦も発売されていますが、これもコストがかかる上、音質的にはあまり好ましくないようです。

奏法に関しては、低音側の押弦している指を移動時に脱力してからポジション移動する事により、テクニックのある人だと殆ど雑音を出さずに演奏出来ます。
近年カルレバーロというギタリストがポジションの移動テクニックを系統的に練習するメソッドを確立し、その影響を受けた人は雑音が少ない演奏を心がけている様です。

一昔前のセゴビア等の巨匠の演奏は、録音でも結構移動時の雑音が聞こえます。
チェロで言われる「松ヤニの飛び散る音」と同様、その楽器の特性、楽音のうちと考えている方もいます。


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