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Q & A 集
5.長い間弦を取り替えないとギターに負担がかかりますか

ギターにとっては弦を張って張力をかけた状態が普通であって、弦の新旧による張力の差は僅かですから新しい弦に交換しても結果は同じです。

ただ、一般的に言えることは長い間弾かずに調弦した状態でケースに保管することは避けたほうが無難です。
ケース内にしまったままにすると湿度や温度の好ましくない状態が長時間に渡って続くことがあり、ギターに無理がかかることがあります。

さて、弦を長い間使用していると張りが強く感じるのは、弦が伸びなくなってくるためです。
新しい弦は調弦したそばから音程が下がってきますが、それは弦が伸びているからです。伸びるということは、言いかえれば、弦には縮もうとする力があるということで、そのエネルギーは弦の振動を助けます。
また、弦のしなやかさは高次倍音の小さな波を形作りやすく、反対に伸びきってしまった弦は倍音が少なくなって来ます。
この変化は低音弦の方が顕著で、もともと倍音の少ない高音弦ではそれ程目立ちません。
むしろ高音弦ではフレットにあたって弦がつぶれる事による音程の狂いや不良振動の方が先に問題になります。

いずれにせよ音色の変化を聞き、気に入らなくなった時が変え時だと思います。
(製作家 尾野 薫)


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