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髙木真介の新スペイン便り
4. バカンス・モード~コスタ・デル・ソルから~ (2006.7.24)

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 お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか? 夏休みの計画は立ちましたか? スペインでは夏のバカンス・シーズンたけなわ。この私も休暇でマラガに来ています。今回はコスタ・デル・ソルからバカンスモードでスペイン便りをお届けいたします。

 ご存知のように、コスタ・デル・ソルCosta Del Sol(太陽海岸)は、マラガを中心に西はジブラルタル海峡、東はネルハまで続く海岸地帯を指し、その名のとおり一年中を通し温暖で、世界有数のリゾート地として開けています。特に夏場は、ヨーロッパ中から観光客が大挙押し寄せ、大変な賑わいです。美しい海岸、穏やかな海、高級ヨットハーバー。おいしい魚、最新ファッションのディスコ、高級ブティック、多数のゴルフ場、etc、この世の楽園みたいなところで、魅力に尽きません。文化的にも、各地で毎晩いろいろなコンサートがあり、また、マラガはあのピカソの出生地で、彼の生家(マラガ市内中心街)のすぐそばに近代的なピカソ美術館があります。その他、フラメンコ・ショーや闘牛も各地でいつでも楽しめます。8月の半ばには、マラガ市内でフェリア(夏祭り)があり、飲めや踊れやの大変な騒ぎです。また白い町並みで有名なミーハスなど、風光明媚な村もあります。コスタ・デル・ソルでのバカンスは、それぞれの趣味に合わせた過ごし方ができると言えましょう。例えば、美しいトップレスのセニョリータを目で追いながら(オッと、未成年の読者もいるかな?)、のんびりと海水浴を楽しむ。ヨットやジェットスキー、もしくはフィッシングなどのマリーンスポーツを楽しむ。ゴルフ三昧の生活をする。新鮮でおいしい海産物を中心にグルメの世界を味わう(地元の食べ物がおいしいだけではなく、いろいろなスタイルの食べ物~もちろん日本食も~も豊富にあります)。ショッピングを楽しむ。海岸線をドライブする。ナイト・ライフも選択肢がたくさんありますが、いちいち挙げているとキリがありませんね。楽しみ方は十人十色ですが、ただひとつだけ共通していることがあります。それは、みんなのんびりと、そして思いっきりバカンスを楽しむ、ということです。できたら日本の皆様にも、コスタ・デル・ソル的なバカンスを楽しんでいただけたらよいなと思います。最低2週間滞在して、日ごろの仕事のあわただしさなどを忘れ、のんびり休養したり、思いっきり好きなレジャーを楽しむ。あくまでも快楽的に過ごす。ただ単に、朝夕美しい海岸の遊歩道をのんびり散歩するだけでも、心の洗濯ができるでしょう。それから、世界各地から様々な人が来ていて、それぞれ自分のスタイルで楽しんでいるので、あなたも誰の目も気にせずに好きな振る舞いができるでしょう。コスタ・デル・ソルはそういうことができる場所だと思います。

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 コスタ・デル・ソルには、あなたの趣味にあったゾーンや宿泊施設の、とても広い選択肢があります。例えば、高級志向の人には、マルベーリャがお勧めです。コスタ・デル・ソルのシンボル的な町です。高級ホテルがいくつもありますし、ゴルフ場の数もこの近辺が一番多いです。金持ちたちの豪華な別荘が多いのもこのゾーンです。また、近くに高級ヨットハーバーのプエルト・バヌースがあり、この近辺のブティックは流行の最先端を行く店が多いです。多くのスペイン内外の有名人(例えば、映画俳優のアントニオ・バンデラスやサッカー選手のベッカムなど)も遊びに来るところです。もうちょっと庶民的で、海岸の近くで、交通の便も良く、ショッピングやナイト・ライフにも事欠かないところをお求めの人には、フエンヒローラ、ベナルマデナやトーレモリーノスなどが最適でしょう。ホテルのほか、短期滞在のための貸しアパートメントも数多くあります。マラガ市内には2件のパラドールもあります。ひとつは、城壁跡のある高台にあるパラドールで、ここからのマラガ市街や港などの眺めは最高です。もうひとつのパラドールは、マラガ市中心からちょっと離れた海岸にあり、プライベートのビーチとゴルフ場を持っています。 さて、そんなコスタ・デル・ソルでの音楽関係のイベントをいくつか紹介しましょう。

第47回ネルハ音楽祭

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 今年は、7月18日から22日までの間、ネルハにある鍾乳洞の中で、コンサートやバレエなど合計5つの公演が開かれます。今年のフェスティバルでは、モーツアルト生誕250年を記念してのコンサートを中心に、最後には、アントニオ・ガデス舞踏団の「血の婚礼」公演があります。鍾乳洞の中という非常に神秘的で、自然が作った不思議な音響を持つ、ひんやりした快適な場所でのコンサートやバレエ鑑賞は、きっとあなたをとてもリッチな気分にしてくれるでしょう。

 

べレス・マラガ国際ギターフェスティバル

 マラガ市の郊外にあるべレス・マラガ市で、7月20日から27日まで、国際ギター・フェスティバルが行われます。1週間、毎晩のギター・コンサートのほか、一流ギターリストによるマスタークラスや演奏コンクールなどが行われます。このフェスティバルの中心人物は、当地出身のギターリスト、ハビエル・ガルシア・モレーノです。彼は日本でもコンサートの経験があるので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。ゲスト出演者も大変豪華です。マラガ出身の大御所ぺぺ・ロメロ、アルゼンチンの名手ロベルト・アウセルなどが名前を連ねています。このフェスティバルもすっかり定着したようで、今年で15回目を迎えます。しかも毎回規模が大きくなりつつあります。

 

フラメンコ・フェスティバル

 7月中、マラガ市内で、”NOCHES MAGICAS”(マジカル・ナイツ)というタイトルで、フラメンコ・フェスティバルが催され、興味深いコンサートがいくつもあります。会場は、マラゲータ闘牛場です。7月21日には、亡きカマロンの後継者としてスペインでは今最も注目されているカンタオール、ホセ・メルセーのリサイタルがあります。

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上記のほか、フエンヒローラでは、7月21日に、パコ・デ・ルシアのコンサートもあります。

 ごらんのように、夏のコスタ・デル・ソルでは、レジャーだけでなく、音楽(ギター)ファンのあなたにとっても、大変魅力的なイベントがたくさんあります。

最後に、個人的なことですが、私は9月の初めに、日本の各地でコンサートをいたします。そのご案内をさせていただきます。スケジュールは以下のとおりです。

  • 9月1日(金)奈良:会場未定(TEL 0742-23-6680 坂本)
  • 2日(土)岡山:オリエント美術館(TEL 086-232-8098 中谷)
  • 3日(日)金沢:石川県立音楽堂(TEL 076-233-8338 佐々木)
  • 6日(水)静岡:江崎ホール(TEL 0466-24-5519 村上)
  • 8日(金)横浜:かなっくホール(TEL 0466-24-5519 村上 )
  • 9日(土)千葉:TEPCO地球館(TEL 043-392-3411 地球館イベント係)
  • 10日(日)熱海:MOA美術館(TEL 0557-84-2500 MOAコンサート係)

 奈良、岡山、金沢では、各地の新堀ギター音楽院の主催で、ソロのほか、それぞれのギアー・アンサンブルと共演することになっています。それ以外の場所では、ソロのほか、フルートやピアノのゲスト奏者とのアンサンブルもあります。興味のある方、各コンサートの詳細をお知りになりたい方は、( )内の電話にお問い合わせください。上記のどこか、お近くにお住まいの方は、ぜひ遊びにいらしてください。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。

髙木真介( Masayuki Takagi )


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