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髙木真介のスペイン便り
2. コルドバ・国際ギター・フェスティバル (1999.6.1)

 日本ではそろそろうっとうしい梅雨のころになりますが,皆様お元気ですか。こちらマドリードは大分暑くなってきまして,日中は30度近くまで気温が上がります。もうすぐそこまで夏が来ていると言う感じです。夏と言えば,各地で行われる音楽フェスティバルのことが頭に浮かびます。というわけで,今回はコルドバのギター・フェスティバルのことをお知らせしようと思います。

コルドバ・国際ギター・フェスティバル(7月1日~15日)

 毎年恒例になったコルドバでのギター・フェスティバルですが,クラシック・ギター,フラメンコ・ギターの講習会やコンサートを中心に進めらていきます。その他,ギターに関するセミナーも行われます。ここで扱われるテーマは毎年変わりますが,今年は『ギターの歴史』がテーマで,合計20時間のセミナー(7月5日から9日)です。次に講習会の詳細を記します。(講習会はどれも午前中のみ行われます)。

(クラシック・ギター)

・ エリオット・フィスク ~ 7月1日から5日(一日4時間,計20時間) 『ギターのためのスペイン音楽』

・ レオ・ブローウエル ~ 7月2日から5日(16時間) 『バロック音楽の演奏解釈』

・ ぺぺ・ロメロ ~ 7月8日から12日(20時間) 『ソロ,二本もしくはそれ以上の本数のギターのためのレパートリー』

・ マヌエル・バルエコ ~ 7月13日と14日(8時間) 『ラテン・アメリカのレパートリー』

(フラメンコ・ギター)

・ マノーロ・サンルーカル ~ 7月1日から6日(24時間) 『フラメンコ・ギターの自然と形式』

・ エンリケ・メルチョール ~ 7月1日から5日(20時間) 『歌伴奏及び演奏会用のフラメンコ・ギター』

・ ラファエル・メレンケ ~ 7月1日から4日(12時間) 『基礎的なリズム』

・ パコ・セラーノ ~7月7日から11日(20時間) 『フラメンコ独奏。テクニック,ハーモニー及びレパートリー』

(バイレ・フラメンコ)

・ インマクラーダ・アギラール ~ 7月5日から9日(一日3時間,計15時間) 『バイレのテクニック,スタイルそして振り付け』

・ ブランカ・デル・レイ ~ 7月10日から14日(一日4時間,計20時間) 『コルドバ風に踊る』

 次にコンサートのスケジュールを記します。<>内はチケットの値段 = ペセタ。

・ 7月1日,2日 パコ・ペーニャ・フラメンコ楽団 ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2800>

・ 7月2日 エリオット・フィスク ~ SALA DE USOS MULTIPLES 20時30分
<1000>

・ 7月3日 ピエール・バンスーサン ~ GRAN TEATRO 22時30分
<600~1500>

・ 7月4日 メロニウス・カルテット ~ GRAN TEATRO 22時30分
<600~1500>

・ 7月5日 ラリー・コリエル ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2500>

・ 7月6日 ビクトル・モンヘ・セラニート ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2500>

・ 7月7日 ジョン・エイバークロンビー/チャールズ・ロイド 他
~ GRAN TEATRO 22時30分         <800~2500>

・ 7月7日 エウヘニオ・トバリーナ ~ SALA DE USOS MULTIPLES 20時30分
<1000>

・ 7月8日 コルドバ交響楽団(ブローウェル指揮)/エドゥアルド・イサーク(Gt),
マルセロ・ニシンマン(Bandoneon)~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2200>

・ 7月8日 ペペ・ロメロ  ~ SALA DE USOS MULTIPLES 20時30分 <1000>

・ 7月9日 ホセ・アントニオ・ロドリゲス・グループ ~ GRAN TEATRO 22時30分
<600~1800>

・ 7月10日 ロス・サバンデーニョス ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~3000>

・ 7月11日 ビセンテ・アミーゴ ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2800>

・ 7月12日 マイク・スターン・バンド ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2500>

・ 7月13日 パコ・セラーノ/ルイス・デ・コルドバ/マヌエル・シルベリア
~ GRAN TEATRO 22時30分         <600~1800>

・ 7月14日 バレー・マリア・パヘス ~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2800>

・ 7月15日 コルドバ交響楽団(ブローウェル指揮)/コスタス・コチョリス(Gt),
イセール・ロドリゲス(Vn)~ GRAN TEATRO 22時30分
<800~2200>

・ 7月15日 マヌエル・バルエコ ~ SALA DE USOS MULTIPLES 20時30分
<1000>

 その他,深夜0時30分から,アルカサール(城)の庭でいくつかコンサートが開かれるようですが,こちらの情報は現在のところ,残念ながら資料がありません。以上がコルドバのフェスティバルの内容です。ご覧のように,クラシック,フラメンコ,ジャズとかなりバラエティーに富んだプログラムが組まれています。しかも入場料がどれも手頃(安い?)です。もし,この時期スペインを旅行する予定がある方(そして,ギターやフラメンコに興味のある方)は,迷わずにコルドバに行って,どれかのコンサートを聞かれると良いでしょう。ただし,この時期のコルドバはとても暑いですから(日中40度を軽く超える),観光は午前中にし,昼食後はたっぷりシエスタ(昼寝)をとるようにして,猛暑を避けるようにするべきです。その分夜は,遅いほうのコンサートが終わった後でも,飲み屋街は遅くまで賑わっていますから,たっぷり楽しむことができるでしょう。それから,講習会に参加したいと言う方は,事前に下記のオーガナイザーに連絡をとり,申し込みを済ませておいてください。宿の紹介もしてくれると思います。なお,講習会はすべてスペイン語で行われます。(E.フィスクは多分英語だと思うけど・・・)。

<問い合わせ先>

F.P.M.GRAN TEATRO,
FESTIVAL INTERNACIONAL DE LA GUITARRA

AVENIDA GRAN CAPITAN,3
14008-CORDOBA (SPAIN)

TEL:+34 957 48 02 37
FAX:+34 957 48 74 94

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~ ミニミニ・ニュース~

 生まれ故郷リナーレス市にあるアンドレス・セゴビア博物館が,5月15日に正式にオープンしたというニュースをラジオで聞きました。そして,マドリードに眠っている亡骸もいずれは同市に移されるそうです。

というわけで,今回のスペインだよりはここまでです。また近いうちに新しい情報をお伝えしたいと思っています。ごきげんよう。

                              高木真介(タカギマサユキ)


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