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髙木真介のスペイン便り
9. 第1回プエンテ・ヘニル国際ギターコンクール (2000.3.16)  

 こんにちは,お元気ですか。マドリードは暖かい陽気ですっかり春のようです。今回は,コルドバ県にあるPuente Genil(ブエンテ・ヘニル)で開かれた国際コンクールの結果をお知らせいたします。

 プエンテ・ヘニルの町が主催した国際コンクールで,これが第一回目になります。コンクールは2月25日から27日の間に催されました。あまり宣伝されていなかったのですが,各国から合計55人の参加者がありました。その中から,9人が予選を通過し,本選に進みました。本選出場者の名前,および国籍は下記の通りです。

 Jang Daekum (韓国)

 Koutsothodros Kalivas Fotis (ギリシャ)
 
 Jesus Lliteras Hurtado (スペイン)

 David Martinez Garcia (スペイン)

 Jesus Pineda Arjona(スペイン)

 Serafin Arriaza Vargas (スペイン)

 Carmen Becerra Jimenez(スペイン)

 Anders Clemens Oien (ノルウェイ)

 Vicente Coves Merino (スペイン)

【本選結果】

 第1位 David Martinez Garcia(スペイン)

 第2位 Anders Clemens Oien(ノルウェイ)Jang Daekum(韓国)

 第3位 Serafin Arriaza Vargas (スペイン)

 上記のような結果になりました。第1位には75万ペセタ,第2位は35万ペセタ,第3位は25万ペセタ賞金が与えられました。また,第一位入賞者には,トルコでのコンサートが副賞になっています。

 人口2万5千人ほどの小さい町であるにもかかわらず,高額の賞金が出たのは驚きです。ある出場者に後で聞いた話ですが,コンクールの運営もとてもしっかりしていて,参加者への応対も優れていたそうです。全出場者ににオリーブ・オイルなどの地元の物産のお土産(参加賞?)も配られたそうです。ほのぼのした感じですね。主催者側も,予想以上の多くの参加者があったこと,レベルがとても高かったこと,運営がうまく行ったことなどを含めて,このコンクールが成功に終わったことに大変気を良くしているようで,既に第2回の考案が出てきているようです。

 審査委員長を務めたのは,ギターリストのFrancisco Cuencaです。彼は,日本でも良く知られた優れたギターリスですが,なんと言ってもこのPuente Genil出身ですので,審査委員長という大役に抜擢されたのでしょう。このコンクールの運営がうまく行ったのも,コンクール入賞歴豊富な彼の有益な助言があったからでしょう。

また,このコンクール開催を記念して,同町で以下のギターのコンサートが3つ行われました。

 2月24日 Ahmet Kanneci (トルコ)

 2月25日 Javier Garcia Moreno (スペイン)

 2月28日 Luigi Puddu (イタリア)

この3人のギターリストは,いずれもコンクールの審査委員を務めました。

 というわけで,今回のスペインだよりはここまでです。日本では,卒業や入学,就職,職場での移動など色々変動があるころですね。どうか,お元気で。また次回お目にかかりましょう。

高木真介,2000年3月14日,マドリード

                          Masayuki Takagi


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