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3. パブロ・サンチェス・オテーロ

2015年8月 ロマニリョスのいるシグエンサを訪れた。
その際に、オルディゲスのように有能で、彼同様後継者として考えている製作家はいるかと尋ねた。
ロマニリョスは、パブロ・サンチェス・オテロ、カルロス・フアン・ブキエール 2人の製作家の名前を口にした。

≪Profile≫

1986年 スペイン北西部のガリシア州の美しい港湾都市ア・コルーニャに生まれる。
もともとは建築を学んでいましたが、机上での製図に終始する作業に飽き足らず、木にじかに触れることから生まれる仕事への興味が次第に増してゆきます。加えて音楽とその構造に対する深い関心は抑えがたくなり、何年か家具製作とデザインを学んだあと、2009年にバルセロナでJean Pierre Sardin のサマーコースでギター製作を受講。これを機に楽器製作を生業とする事を決心します。
その後2009~2011年の2年間、美術工芸学校の古楽器製作のコースでヴァイオリンとルネサンスリュートの製作を学びます。そしてその間の2010~2012年の夏、シグエンサでの名工ホセ・ルイス・ロマニリョスの講習会に参加。そこでビウエラとスペイン伝統のギター製作法を、また楽器の修復技術についてのレクチャーを受講、彼にとって決定的な影響を受けることになりました。

その後居をスペインからイギリス、ノッティンガムシャーのニューアーク=オン=トレントに移し、同じイギリスのAdrian Lucas, James Lister らからもギターの製作を学び、2013年には居をベルギーのAmberesに移し、同地のLa Escuele Internacional de Luteria de Amberes(ILSA)にて楽器修復の学科を終了後、同校にて教鞭を執る傍ら製作にあたっています。

≪His Guitar≫

建築で学んだ構造とフォルムに対するセンスの深さ、美術工芸学校時代に培った古楽器への造詣、名工ロマニリョスとの出会いによるスペインの伝統への傾倒、イギリスの製作家達との邂逅によって生まれた新たな挑戦への意志。
伝統と革新を無理なく自らの美学の中で消化し、類まれな造形と音響とに昇華させた彼の楽器は新しいスタンダードへの予感へと我々を誘うに足る、実に見事な楽器に仕上がりました。

 

パブロ・サンチェス・オテロ Pablo Sanchez Otero (1986~ Spain~England~Belgium )

松・ローズウッド 2016年新作 (国内初入荷)

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