アルベルト・ネジメ 90号 650mm 松・中南米ローズ
現在国内で最も充実した仕事を継続して世に送り出している製作家の一人。スペイン伝統工法を標榜し、その重厚にして清澄、明るさと暗さ、豊かな色彩感を備えた響きは他の追随を許さないと言ってよいクオリティ。スパニッシュギターの安易な追随ではなく、製作家独自の個性を十全に備えた、常にフレッシュな感触を新作ごとに届けてくれる氏の最近の仕事は、ギターファンにとっては大いに注目すべきものでしょう。
4月には氏の製作美学の真髄を垣間見ることが出来るスペシャルイベントを開催予定。スペイン伝統工法によるギターのその音色の秘密に迫ります。
*上記イベントに本作品も使用されます。また、アルベルト・ネジメ本人も出演決定!
星光治 トーレスモデル 30号 650mm 松・ローズウッド
尾野薫の薫陶を受け、年間製作わずか1~2本の寡作ながら、新作ごとに確かな仕事の充実を感じさせる製作家。師のような厳格さとは一線を画し、弾く人を安心させる柔らかな感触が印象的。しかしながら各音はしっかりと不足なく引き締まっており、その絶妙なバランスがこの楽器をチャーミングとさえいえるような魅力的なものにしています。コストパフォーマンスも抜群の愛すべきギターです。
アントニオ・マリン オリジナルモデル 2005年 650mm 松・中南米ローズ
マエストロとの友好関係から生まれたギターショップアウラのオリジナルモデル。一般的に知られるModelo B(ブーシェモデル)とは異なり、いわゆる「ブーシェレプリカ」モデルとして知られる一本。ヘッドシェイプはブーシェのそれを継承したものとなっており、ボディシェイプもややスマート。発音には切れの良さがあり、Modelo Bとは明らかに異なる感触の響きが楽しめます。現在グラナダの製作家中、最年長のマエストロによる円熟の作。
ホセ・ラミレス3世 センテナリオ デ・カマラ 1989年 664mm 杉・中南米ローズ
進取の気性に富んだこの製作家が、ギターそして弦楽器の最大の欠点の一つと言える「ウルフトーン」の解消のために発案した「デ・カマラ」構造。ボディ内部の横板にちょうど表面板と裏板との中間の位置に平行になるようにローズウッド材を取り付けた構造は、ラミレス曰く、トルナボスでは不本意な結果に終わっていたウルフトーン解消と、音の遠達性及び響きの鮮明さが完璧に達成されたものとして、現在のラミレスでもしばしば採用されている仕様です。最上の材を用いて造られたプレミアムモデルでの「デ・カマラ」、ラミレス80年代の逸品、美品usedの入荷です。
ホセ・ラミレス3世 1973年 655mm 杉・シープレス
ラミレス3世以降、このブランドのキャラクターを決定する大きな特徴の一つとなった杉材の使用をフラメンコギターにおいても採用することで、やはりそれまでになかった重厚かつロマンティックな響きを印象付けることに成功しています。クラシック同様に多くの名手たちをひきつけてやまなかったラミレスフラメンコ。より大量生産へとシフトする過度期の作ですが、このブランドならではの香気を感じさせる1本。
今後も国内外の名品の入荷を予定しております。
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