7月31日までのボーナスフェア 特別販売対象楽器も少なくなって参りました。
そこで、今月入荷したばかりの楽器も対象商品として追加致しました。
ボーナスフェア出展楽器のラインナップと価格は下記画像をクリックしてご覧ください。
また、クリック後に表示されている楽器以外も全てフェア対象の楽器で御座います。
フェア開催記念企画
J.L.ロマニリョス&サン 650mm 松・ローズウッド
現役製作家の最高峰、ホセ・ルイス・ロマニリョス&サンの待望の新作が今週入荷致します。
造作と音響の両方において、比類なき完成度の高さと音楽的な深みを併せ持った、まさに至高の逸品。反動的と言ってよいほどに自身の製作美学を貫き通してきたそのギターは、いわゆる「伝統的な」ものであるにも関わらず、現代の最も先進的なギタリストたちをも魅了して来ました。ギターにとっての変わらぬ価値を再認識できる、まさにマストアイテムの最高峰。
イグナシオ・フレタ 1世 1960年 650mm 松・ローズウッド
フレタ1世(1897~1977)作による大変に状態の良い一本が入荷致しました。このブランドを愛用した、または現在も愛用し続けている数々の名手たちの名を挙げるまでもなく、20世紀後半以降を代表する銘器の一つとして、いまも不動の人気を誇っています。いわゆるトーレスから続く現代のスペインギターの伝統とは若干異質な個性を持ちながら、その異様なまでの深い表現力と、豊かな響きゆえに、キャリアの最初期からセゴビアやジョン・ウィリアムスなどの世界最高レベルの名手たちに注目されていたことはファンの間ではおなじみの話でしょう。
本作はまさにその伝説的な時期の真っただ中の1960年製。この時期のものとしては珍しく割れもなく、大変に良好な状態。
マルセロ・バルベロ・イーホ オリジナルモデル 1995年 650mm 松・中南米ローズ
アルカンヘル・フェルナンデスの工房で師と共に製作を続けていた彼のギターは、出荷時にはアルカンヘル工房のラベルが貼られておりました。本作は彼の高い製作技術とそのたぐいまれなる完成度から、独立したオリジナルモデルの製作依頼をあるギターショップより受けて製作されたものの一本。ヘッド形状とラベルデザインは父マルセロ・バルベロ1世のものを踏襲しており、ロゼッタもこのためにデザインされたもの。技術と感性の充実が彼のキャリアにおいてピークを迎
たとされる1990年代半ばの作で、音は凛と引き締まり、やや硬質で適度な粘りをもった響きと表現力は独自の高みに達しています。
アントニオ・マリン ブーシェモデル 1992年 650mm 松・中南米ローズ
スペイン、グラナダで今最も尊敬を集める名工として、日本でもファンの多いアントニオ・マリン。彼が1970年代の後半にフランスのロベール・ブーシェと出会うことにより、その作風を改良し進化させていったことは有名なエピソード。現在も現役で製作を続けている氏のギターは基本的に「ブーシェ以降」として認識されておりますが、本作はまさにそのブーシェ本人の作風に意識的に取り組んだもの。のちにModelo E(ブーシェレプリカ)として流通するものとはまた若干趣を異にし、あの明るく高く抜けていくような爽やかな響きよりも、柔らかく重厚な深みが際立った響きになっています。ヘッドシェイプはブーシェのそれを模しています。
ディーター・ミューラー ダブルトップ レイズドフィンガー 2012年 650mm 杉・中南米ローズ
マティアス・ダマン、ゲルノット・ワグナー以降のダブルトップギターの製作家として、その筆頭と衆目の一致するドイツの製作家。現代的な作風を標榜する製作家の多くが、科学的な見地も取り入れながら製作しているという例にもれず、ミューラーもまた卓越した音楽的感性と大学で学んだ物理学的なセンスをコンバインさせて、そこにドイツ人ならではの高い工作精度で楽器を仕上げきる能力を持っており、その楽器はあまたある同種のギターの中でも群を抜く仕上がりになっています。演奏性の高さと反応、バランスも申し分なく、モダンギターをお探しの方には特におすすめしたい一本。
ケイジョ・コレリン ダブルトップ レイズドフィンガー 2014年 650mm 杉・中南米ローズ
フィンランドの製作家。父は家具職人、祖父は製材所を経営し、ログハウス建設の職人だったという、木材とのゆかり深い家系に生まれる。2006年より独立して製作を開始。カウコ・リーカネン兄弟にギター製作の基礎を学んだ他、ゲルノット・ワグナーやグレゴリーバイヤーズなどからも製作に関するアドバイスを得て自身の製作の土台としてきました。トーレスモデルなどの伝統的な仕様によるモデルも製作しておりますが、本作はモダンギターの粋を結集したような仕様。
ダブルトップ、レイズド・フィンガー仕様、20フレット、ブリッジの弦穴はダブルホールとなっています。ただモダンな仕様の中にも、彼が深い影響を受けたというトーレス、ハウザー、ロマニリョスなどの影響が随所に感じられ、ヘッド形状やロゼッタのデザインといった外観的な部分と、音色におけるどこか滋味で落ち着きを感じさせるニュアンスなどにそれが表れているようです。
河野賢 マエストロ 2011年 660mm 松・中南米ローズ
おそらく日本で一番有名なクラシックギターブランドの、その最上位機種、2011年製の中古が入荷です。材の選定、豪奢な装飾、工作の精確さと耐久性など、最高品質を標榜するブランドの面目躍如たるものがあります。弾き手にストレスを感じさせない演奏性の高さ、どんなタッチにも柔軟に反応し、バランス良くそして豊かに鳴るギターは、様々なジャンルの特にコンサートやレコーディングなどの環境で非常な信頼を集め、海外でも高い人気を獲得してきました。本作は660mmの特注品。
西野春平 50号 ハウザーモデル 1990年 650mm 松・中南米ローズ今も安定したクオリティで製作を続けるベテランの1990年作。当時のハイエンドモデルだけに使用材、音質ともに申し分なく、ハウザーモデルといえども音は柔らかく落ち着いた味わい。弾き易さやバランスの良さなどにも定評ある氏ですが、ここでもその特徴は十全に発揮されております。
≪輸入フラメンコ 中古≫
サントス・エルナンデス 1936年 655mm 松・シープレス
「伝説的」名工サントス・エルナンデス 1936年状態良好、珠玉のフラメンコギターが入荷です。マヌエル・ラミレス工房でのアンドレス・セゴビアとの逸話に始まり、数多の名ギタリストに愛用され、またバルベロ1世からアルカンヘル・フェルナンデスへとつながる重要なスパニッシュギター製作の系譜を形作ったとされる、まさに最重要人物の一人である、ということはギターファンならこの名を聞けばすぐに想起されることでしょう。その旺盛な製作活動から同時期の名工たちと比較して現存する本数も多く、ギターファンのマストアイテムとなっていますが、音、状態ともに良好の一本を探すのはなかなか難しいともされています。1936年の本作は表面板に数か所の割れ修理等があり、ボディは再塗装が施されておりますが、その他ネックやフレットなど演奏性に関わる部分などは全体に問題のない状態。そして音は、その目の覚めるような瑞々しい音色と立ち上がり、各弦の分離、和音と旋律でのキレの良さなど、80年が過ぎた楽器とは俄には信じがたいほどのフレッシュネスを感じさせます。また同時にこれぞフラメンコと言いたくなる深いニュアンス、どの単音においても音楽的に響くところはさすがに名器と言いたくなる素晴らしさ。彼以降、スペインではフラメンコギターの名品と呼べるものもさすがに数多く作られていますが、古き良き、とだけでは括ることのできないエッセンスを感じさせる逸品です。
マヌエル・レジェス I 世 2008年 655mm 松・シープレス
もとはフラメンコ・ギタリストであった彼が、ある歌い手から譲り受けたぼろぼろのギターを自ら修理するもののその仕上がりに満足できず、それならばと独学で自分のギターを作り始めたのが、この偉大なブランドの始まりでした。1949年にコルドバに工房を開き程なくしてぺぺ・マルティネスの紹介で、名工マルセロ・バルベロ1世との知遇を得ます。このわずか1年という修業期間が、彼に決定的な影響を与えたことは有名な話。そしてバルベロ亡きあと、飛躍的に完成度を増していった彼のギターはそれに比例して名声を獲得し、人気ギタリストのヴィセンテ・アミーゴが使用することでそのピークに達します。
本作は70歳を過ぎた彼が製作した一本。2014年に惜しくも世を去った彼にとっては晩年に近い作と言えますが、やはり凡百のギターとは比較にならないほどに
充実した仕事であることは言わずもがな。裏板の一部に若干の干割れの兆候がありますが、適切な使用を心がけることで症状は緩和される程度のもの。その他通常のフラメンコギターとしての弾き傷等ありますが、オリジナルセラック塗装のまずまず良好な状態。
伝説にしてしまうにはあまりに生々しい印象をいまもファンに与え続けている、稀代の名工による珠玉の一本。
ヘスス・ベジード 2014年 655mm 松・中南米ローズウッド
1966年生まれ、スペイングラナダに工房を構える製作家。父であり師であるマヌエル・ベジードは同郷のアントニオ・マリンとの共同作業をしていた時期もある、グラナダの重要人物の一人。父同様に頑固な職人気質を感じさせつつも、どこか柔軟な姿勢も常に失わずに、そして研究熱心な彼のギターは古のアンダルシアの響きを彼独自の方法でリニューアルしたような、古めかしくそしてフレッシュな音響を獲得しています。やや薄型の、木の瑞々しさがいまだ感じられるようなセラック塗装が施されたボディから発される、あまりにも生々しく驚くほどに豊かな音量は、フラメンコに限定されず広くギタリストに注目されてきました。そのあまりの素朴さゆえに、しばしば造りの粗さが目立つこともありますが、本作はその点がしっかりとクリアされた、察するに製作家の入魂の一本でしょう。
状態極めて良好の中古です。
スペイン伝統工法で製作された本格的手工ギター、ボーナスフェアに合わせてそろい踏み致します。名工として歴史に名を刻んだ製作家の作品を再現した真に価値ある楽器が続々と入荷いたします。
尾野薫 ブーシェモデル100号 650mm
尾野薫 トーレスモデル80号 645mm
尾野氏の現在のモデルラインナップはすべてが非常に高いクオリティを誇っており、またそれぞれに、まさに文字通り個性的なことからどれも人気の高いラインナップですが、国内におけるブーシェの最も卓越した弾き手であった故稲垣稔をもうならせたブーシェモデルはファンにはとりわけ特別な一本でしょう。現在国内製作家きっての碩学と言える氏が、知性と感性の高みにおいて結実させたトーレスもまたしかり。待望の新作入荷です。
栗山大輔 1930年代ハウザー1世モデル
栗山大輔 バルベロ 1世モデル
自身のスペイン的なルーツを表明するかのような新作2種が近日入荷予定です。オリジナルへの強い傾倒と、執念ともいえる完成度の高さ、そのこだわりが自然に彼独自の個性を育んできました。そのギターはいまや国内有名ギタリストをはじめ、海外からも注目されはじめています。
清水優一 ロマニリョスモデル
ロマニリョス1世の設計、音作りにて、口輪など一から手作りで作成した入魂のモデル。高い工作精度にて美しく仕上げられた外観、ロマニリョスモデルらしい透明感あるしなやかでクラシカルな音質です。
7月の特別提供品とパスワード
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今月の特別提供品は、こちらからご覧ください。 |
弊社専属契約 スペイン伝統工法製作家 田邉雅啓が7月21日金曜日午後19:30~ BSプレミアム「美の壺」ギター特集に出演致します。
スペイン伝統工法は、年間製作本数が多くても10本程度の量より質を重視した製作方法です。
世に出回っている田邉雅啓製作の楽器も数少なく、その楽器を手にしている人も決して多くはありません。
楽器を評価出来る人が少ないという状況で、テレビに取り上げられたということは、地道な製作活動の末に得た「確かな評価」と言っても差し支えないのかもしれません。
是非ご覧ください。
【出演】草刈正雄,渡辺香津美,村治佳織,【語り】木村多江
アウラでは、文化の保存という観点からも、「スペイン伝統工法」で製作する手工製作家との連携を大切にしてきました。
アウラと契約している手工製作家は、こちらからご確認いただけます。
ギターをじっくり、ゆっくり吟味したい・・・そんな方に向けての「AURAギターカタログサイト」TOPページでは新入荷ギターをずらりとご紹介。区分ごとのページも一目でわかる見易さです。さらにモバイル対応ですのでスマホでもストレスなくご覧頂けます。電車の中やちょっとお時間が出来た時にもお気軽にアクセスしてください。
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ギターサロンでただいま連載中!
ネジメ・マリン フレドリッシュモデル製作レポート
栗山大輔 海外オーダー品 バルベロI世モデル
アルベルト・ネジメ 珠玉のエッセイ
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アントニオ・マリン、ホセ・ルイス・ロマニリョス、アルカンヘル・フェルナンデスから伝えられたスペイン伝統工法で製作致します。
スペイン伝統工法での製作は、多くても年間10本の作品しか作ることが出来ません。
丁寧に、時間を掛けて、一切の妥協を廃して作られた「本物」をお届けいたします。
また、現在では入手不可能な海外有名製作家から譲り受けた極上材を使用してのプレミアムオーダーも承っております。
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