G.オルディゲス ハウザー1世モデル La Mana 2012年 650mm 松・中南米ローズ
音色、工作精度ともに純ドイツ的要素を十分に感じさせながら、トーレス美学のドイツ的解決を成し遂げた本家ハウザー1世の音響を見事に継承したオルディゲス。
やや硬めの透徹した響きのなかに、木質の柔和なニュアンスをそこはかとなく漂わせ、各音の素晴らしいバランスとともに、まさにクラシカルな上品さにあふれた1本となっています。中低音から高音にかけての、くっきりとしてしかも太く濃密な音色が、メロディを歌わせるときに十全に響き、この楽器が実にロマンティックな表現力を備えたものであることが体得できます。
セルジオ・アブリュー 1996年 647mm 松・中南米ローズ
プロギタリストから製作家へと転じた例はギターの歴史の中でいくつも知られていますが、ブラジル出身ギタリストとしてすでに一流ギタリストの一人と目されていた彼が、アメリカの名工トマス・ハンフリーを通過してハウザーという究極に行き着くという流れは、やはり特異なものがあります。希代の名工への最大限の敬意を常に払いつつ、プレイヤーとしての経験から培われたであろう演奏性と音響への卓越したセンスがドイツ的工法の中に消化され、独特な個性を放つギターとなりました。指先のタッチに対する鋭敏な反応性。硬質ながら明朗で温かみのある音色は世界中のギタリストに愛用されています。
ラファエル・ロマン 1995年 650mm 松・中南米ローズ
ラミレス3世の黄金時代に工房長を務めていた先代のパウリーノ・ベルナベ。独立後もスペイン、マドリッドを代表する製作家の一人として、名手ナルシソ・イエペスをはじめ、実に多くのユーザーに愛されてきました。ベルナベの愛息の名が冠されたこのギターは、2000年代まで継続して製作され、ベルナベ工房としては比較的入手しやすい価格帯でのハイクオリティな楽器として、大変な好評を博しました。パワフルで濃密な響き。南部的なものとは異なる、どこか都会的でロマンティックな響きは、マドリッドのイメージと符合し、その後のベルナベ2世へと受け継がれることになります。
ヘンリー・トルキン 1800年代 634mm 松・中南米ローズ
19世紀イギリス、ロンドンで楽器商を営んでいたヘンリー・トールキンは、主にピアノの製造販売でその名が歴史に記憶されています。当時イギリスの楽器商がギターを製作販売していたことは珍しくなく、現在も多くのモデルを中古市場で見つけることが出来ます。今となっては貴重な材を使用して、ユーザーの目も喜ばせるように施された装飾などは音色と相まって独特なものがあり、また個人ラベルとは別に比較的安価に入手できるということもあって、古楽器ファンのひそかなターゲットゾーンとなってきました。本作はヘッド形状からパノルモタイプを模したものと言えますが、ボディ形状やボディ厚など、バロックギターその他様々な要素を感じさせる1本。音色はやはり渋く、しっかりとロマンティックギターの響きを伝え、発音もしっかりしています。
アントニオ・サンチェス No.2500 1999年 650mm 松・中南米ローズ
スペイン、ヴァレンシアの工房。日本でも非常に良質で充実した入門ラインナップを提供しているブランドとして、定着してきました。本作は現在のカタログでは最上位機種のハンドクラフト4 にあたり、サンチェス本人の完全監修のモデル。梯子状に配された裏板力木が特徴的ですが、これは彼の師であるホアキン・ガルシアの工法を受け継いだもの。音は透明感があり、しっかりとバランスよくまとまり、上品な味わい。
≪国産クラシック 新作≫ネジメ・マリン アウラオリジナルモデル 70号 650mm 松・中南米ローズ
一作ごとに新たな、大胆ともいえる変化をみせながら、高い完成度を維持している若手の、端倪すべからざる新作です。前作より力木の本数と形状、配置を変え、全く異なる方向性さえ示したとさえいえる本作は、これまでになく響きが洗練され、凛としたという言葉がぴったりの1本。音楽的な表現力も深みを増し、タッチにも相応のものが求められますが、フィットした時の充実感は素晴らしいものがあります。注目の俊秀の今を如実に感じることができる、期待にたがわぬギター。
松井邦義 KM-2 650mm 松・ローズベテランという言葉も円満に当てはめることができる、ユーザー信頼度の極めて高いブランド。その中でも定番中の定番モデル。弾き易さ、音の明朗さ、しっかりした発音と音量、全体のバランス、確かな造作とすべてにおいて不足なく、しかも耐久性も優れた一本。
≪国産クラシック 中古≫
アルベルトネジメ・エ・イーホマリン アウラオリジナルモデル 60号 2012年 650mm 松・ローズ
製作家25歳の時の作。すでに工作技術には確かなものがあり、ギターに対する確固たる製作美学もうかがえる仕上がり。新作での厳しさとはまた別の、音色と弾き心地の両方において親しみやすい感触があるところは、これも若さならでは。若干の弾き傷があるほかは美品と言ってよい良好な状態。
≪輸入フラメンコ オールド≫
マヌエル・レジェス 1世 1991年 655mm 松・シープレス
名工マルセロ・バルベロ1世が出発点であることから、同じくフラメンコギターの大家アルカンヘル・フェルナンデスと並び称されることの多いスペイン、コルドバの名工。その人気を決定づけたのはヴィセンテ・アミーゴをはじめとする数々の現代の名手達の使用によるものですが、その評価は2014年に死してなお高まりを見せています。本作はまさに旺盛な製作時期のもの、セラックでの再塗装が施されており、状態も良好な一本。
クラシック楽譜大放出、アウトレットセール開催!
毎回ご好評頂いているアウトレットセール。今月はクラシックの楽譜を最大80%OFFにて大放出!
掘り出し物から有名作曲家まで幅広く取り揃えております。
数に限りがありますのでお求めはお早目に。尚、店頭でも販売しておりますので品切れの際はご容赦下さい。
3、3月の特別提供品とパスワード
提供品を購入する為の今月のパスワードは次の通りとなります。
3月の特別提供品とパスワードfallas (上記の文字をコピーして貼り付ける方法が簡単ですが、手打ちの場合は半角英数でご記入ください。)伝統への憧憬~林祥太郎/アルベルト・ネジメ/尾野薫
スペイン伝統工法を日本に根付かせた製作家の楽器弾き比べ 料金:2500円 限定:25名2017年3月よりギターサロン「ギターラエスパニョーラ」に製作41年目を迎えるアルベルト・ネジメの書き下ろしエッセイを新規連載予定。
そのエッセイにあわせ、サロンコンサート 対話と演奏Vol5を開催致します。現在セカンドCD作品をリリース予定の林祥太郎を迎えての演奏と共に、ギター製作を探求してきたアルベルト・ネジメ、師弟でもあり同志でもある尾野薫を迎えての対話。
今回は、ラティスブレージングやダブルトップを採用した現代的な楽器から、伝統的な楽器へと持ち替える「回帰」の動きが世界的トップギタリストの中に見られてきた昨今、
その潮流の意味することとは何なのか?
現代的な楽器と伝統的な楽器の違いとは何なのか?
そして、伝統とは何なのか?といった様々な疑問に、
自身もアルカンヘル・フェルナンデスを使用する林祥太郎の演奏と、スペイン伝統工法を日本に根付かせ、頑なと言えるほど伝統にこだわった2人の製作家のトークを味わいつつ答えが導かれることを願って企画しました。
ご来場をお待ちしています。
3月10日から発売開始
3月5日までは、現在の価格でご購入頂けますので、オーガスチン弦をご利用のお客様は、値上がり前に是非ご購入下さい。
*大量に御購入の際には弦の保管にお気を付け下さい。ご購入後の錆などによる経年劣化による交換は受け付けておりませんので予めご了承ください。何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。[table id=55 /]
8、3月のプレゼントと2月の当選者
3月のプレゼント
♪弦(各2名様)
♪チケット(各2名様)
Latino スペイン&アルゼンチン音楽ギターデュオリサイタル VOL.2 | |
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上記チケットを2人様へプレゼント(青田様よりご提供頂きました) |
第8回J.S.バッハ国際ギターコンクール in Japan | |
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上記チケットを2人様へプレゼント(J.S.バッハ・ギター協会様よりご提供頂きました) |
2月のプレゼント当選者
♪弦(各2名様)
★サバレス・アリアンス・カンティーガ・ノーマル(510AR)
千葉県 杉谷様
東京都 佐久間様
★サバレス・アリアンス・カンティーガ・ハイ(510AJ)
石川県 高橋様
兵庫県 岡本様
★サバレス・トマティート・ノーマル(T50R)
岐阜県 滝沢様
群馬県 高橋様
★サバレス・トマティート・ハイ(T50J)
東京都 橋野様
千葉県 海老原様
ギターをじっくり、ゆっくり吟味したい・・・そんな方に向けての「AURAギターカタログサイト」
TOPページでは新入荷ギターをずらりとご紹介。区分ごとのページも一目でわかる見易さです。
さらにモバイル対応ですのでスマホでもストレスなくご覧頂けます。
電車の中やちょっとお時間が出来た時にもお気軽にアクセスしてください。
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アントニオ・マリン、ホセ・ルイス・ロマニリョス、アルカンヘル・フェルナンデスから伝えられたスペイン伝統工法で製作致します。
スペイン伝統工法での製作は、多くても年間10本の作品しか作ることが出来ません。
大量消費社会には適応出来ない製作法。
しかし、貴重な資源でもあるギター木材を無駄にしない真に環境に優しい製作法と考えています。
慌ただしい日常の中、憩いの時間を共にする楽器だからこそ、
製作家が心血を注ぎ製作した楽器を アウラはご提案致します。
2017年2月より 新規に栗山大輔の受注開始致しました!
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