HOME初心者コーナー弦はどれを選んだらよいか > 6.ラ・ベラとギターの相性
6.ラ・ベラとギターの相性

ラ・ベラはオーガスチンと並ぶ老舗メーカー 。どちらかと言えば地味な音づくりですが、音楽的に鳴らそうとするセンスが感じられます。
長く新製品がありませんでしたが、最近は意欲的で、新しいシリーズの発売が相次いでいます。

ラ・ベラ
  特徴 相性が良い場合 相性が悪い場合
427
エリート

LabellaWhite

従来の白に相当する。これこそラ・ベラの音と言える。長く信頼を得てきた理由が確認できる優れたセット。

高音は多少細めで、抜けがよく、暖かみのある音。クリア弦ではあるが透明ではなく、やや濁っている。基本的には繊細なタイプだが、低音は強靱さも兼ね備えている。バランスに優れており、楽器を選ばない。

高音の音質が細く、潤いに欠ける。

プロフェッショナル
10PH
ハイテンション

Labella10PH

現代の強靱なギターの性能を生かすことを念頭に設計されている。低音弦は新しく開発された合金に銀メッキされている。高音弦はラ・ベラにしては珍しく透明でツヤのあるクリスタル弦となっている。これまでのラ・ベラの高音のイメージとはやや異なる。

ハイテンション ではあるが、しなやかで、やわらかく繊細な響きをもっている。パワーと繊細感、色彩感、バランスを併せ持っており、優れたセット。張ってからの安定も早い。

低音弦はよく鳴るが、高音弦にコシがない。高音と低音の質が多少異なる。

アンティーク
ガット 411
ハイテンション

LabellaGUT411

低音は通常のナイロン芯に銀メッキ巻線仕様だが、高音は本物のガット弦。巻き上げるとキリキリと細い繊維が切れるような音がするので心配になるが、意外に切れにくい。
しかし、弾いていると傷みが早く、ざらついてくるので、練習用には向かないかもしれない。
ガットは製法により音質や耐久性が異なるので、このセットが標準的とは言えないかもしれないが、本物のガットの音を体験できる。サバレスの研磨弦のような、ざらついたノイズはあるが、想像以上にナイロン弦の音に近い。

音が明るく、豊かさと素朴さが共存している。油彩画のようなコクがある。 神経質な印象はない。低音とのバランスもよい。

音色の変化に乏しい。左右ともフィンガーノイズが大きい。

スィートワン

LabellaSweetOne

練習用として気軽に交換することを意識し、コストをおさえた製品となっている。 ハイエンド弦が開発される一方で、こうした低価格の弦が増えることに期待したい。
見た目にはやや太めに感じられるが、柔らかい材料を使用しているのか、全体に伸びやすく、安定までにやや時間がかかる。高音はクリア弦であるが、透明ではなく、多少濁っていて、見た目にはハナバッハのような印象。

左手の感触がソフトで、低音弦のノイズが少なく、音ののびもよい。 しかしひ弱ではなく、音量がある。高音のやわらかい響きは他のコンサート用に劣らない魅力がある。バランスよくまとまっており、廉価版とは言っても不足はない。 音に張り、ツヤがない。 面白みに欠ける。6弦、4弦に量感がない。

2001

Labella2001Medium

楽器を選ばない。精度もよい。過不足なくまとまっている。標準品。フラメンコ用はライト、ミディアム。 クラシック用はライト、ミディアム、ミディアムハード、エクストラハードがある。

木質系の暖かいひびき。弦を意識させない。 量感に乏しい。面白みに欠ける。

Labella820B

フラメンコの高音弦として、根強い人気。硬め。

   

弦はどれを選んだらよいか+string+初心者コーナー++beginer-2+6+beginer-2+初心者コーナー