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その3 各指の敏捷性を高める練習(2)

今度は少し負荷が大きくなりますので、あくまで慎重にお願い致します。まず、人差し指と親指で丸(OKサイン)を作ります。このままで前項と同様に、小指から1本ずつ「握る・はじく」を行います。動かす指はテーブル面で少し負荷をかけ、1秒間に1~2往復を目安に、1本あたり1回5~10往復程度動かしてください。丸を作っている指は、なるべく力を抜きます。指先がやっと触れているくらいでかまいません。

小指と薬指については、動きにあまり問題はないでしょう。中指になると、もたついてきませんか? 薬指が一緒に付いてくる感じがすると思いますが、気にしないで、気持ちを中指に集中し、他の指の力を抜いてください。薬指は外側に出ているほうがいいと思いますが、自分で無理のない方にしてください。動きに余裕のある方は、薬指を内側に置いた時と外側に置いた時の両方を練習してください。

ポイント:
* この練習は、「できるか、できないか」ではなくて、「いかに他の指の影響から逃れて自由に動けるか」を目的としていますから、力んではいけません。なんとなくやる感じです。
* 3~4日軽くやってみて、慣れたら指1本あたり10往復5セットが1回分の目安です。もちろん、はじめは回数を減らして様子を見てください。
* テーブル面に触れるのは、動かす指だけです。

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休憩。。。ここまでやってみていかがでしょうか。結果をぜひお知らせください。「こんなこと、やるまでもない」「効果はあるかもしれないけど、取り立てて練習というほどの事はない」「これってトリルの練習と同じじゃない?」など、いろいろご感想がおありと思います。また、効果はその方のレベルによって異なると思います。単に柔軟だけの意味しか果たせないと、「効果がなかった」という印象かもしれませんし、最大限に効果が上がった方では「ギターを持った時の感触が違う」「スラーの鳴り方が違う」「指の動きが滑らかになった」といった効果が感じられると思います。次の点を補足しておきたいと思います。

1.この練習はあくまで補助的な手段であり、この練習によってギターがうまくなったり、新しいテクニックを習得できるわけではありません。レベルを維持したり、新しいテクニックを習得しやすくするのが目的です。

2.一見トリルの練習と同じに思えるかもしれませんが、正逆2方向への急速な動きを交代に行うことに意味があり、力をいれてゆっくり行うトリルの練習とは根本的に異なります。

3.左手小指が弱い方はたくさんいらっしゃるでしょう。これを上手にコントロールするには、小指だけの訓練では不十分ですし、効果が上がりません。薬指も大切ですが、中指の役割がこれまで軽視されてきたように思います。中指は、左手全体のバランスをコントロールする、きわめて重要な指です。これが柔軟でないと薬指が引きずられ、当然のことながら、小指に力が入りません。

4.慣れてきたら、1秒に3回くらいの速度でやりましょう。でも、調子がいいときでさえ、無理は禁物です。やりすぎて 弾けなくなったら何の意味もありません。軽めでやめておいてください。薬がよく効くといっても、たくさん飲めば更に効果があるわけではないのと同じです。

巻頭目次 その2 各指の敏捷性を高める練習(1) その4 各指の敏捷性を高める練習(3)

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