フランシスコ・サルバドール・ヒメネスは、本名より「アントニオ・デ・トーレスの曾孫」の名称で知られています。 スペインの中では湿度の変化が激しく、ギター製作に向かないとされるアルメリア。 その地にあって、アントニオ・デ・トーレスはどのようにして銘器を作り得たのか。 ビスニエト・デ・トーレスはその秘密に到達したと語っています。 トーレスの生家を見下ろす位置に工房をもつ彼の作品は、トーレスの伝説を現代に復活させた銘器といってよい仕上がりです。