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2.カルロス・フアン・ブスキエール

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2015年8月 ロマニリョスのいるシグエンサを訪れた。
その際に、オルディゲスのように有能で、彼同様後継者として考えている製作家はいるかと尋ねた。
ロマニリョスは、カルロス・フアン・ブキエールパブロ・サンチェス・オテロ 2人の製作家の名前を口にした。

それから半年、ロマニリョスが認めた製作家カルロス・フアン・ブスキエルの作品を遂に皆様にご紹介する日がきました。

初入荷した今回の作品へのメッセージを頂きましたのでここに掲載致します。

こんにちは、私の名前はカルロス・フアン・ブスキエールです。私は、スペインの手工ギター製作家です。
伝統的なスペインのギターを作り、今回アウラに納品するために特別な材料を使い、魂を注ぎ込んで製作をしました。とても良い作品が出来上がったと思います。
今回使用した木材ですが、質のよいヨーロピアンスプルースと非常に美しいマダガスカルローズを使用しました。私はこの素晴らしい作品を日本の皆様にお届けできることをとてもうれしく思っています。
是非この楽器を使い充実した時間を過ごしてください。そして、末永くご愛奏して頂けることを願っています。

<カルロス・フアン・ブスキエール>

1980年生まれ。
12歳でギターを弾き始める。
音楽院では、ヴァイオリンを専攻。
その後、アリカンテ大学で彼は音楽学と英語を専攻。
その後、自分で使う為のヴァイオリンを製作し始める。
ヴァイオリンはとてもシンプルな構造であったため、製作の世界に抵抗なく入ることができた。
次に彼は、ストラディバリを研究し、その成果を基に次の作品に取り掛かることになる。
そんな時、カディスのギター製作家ラファエル・ロペス・ポラスに出会う。
そしてその出会いが、カルロスをギター製作の世界に導くことになる。
ラファエルは、カルロスの最初の先生で、ブスキエルの製作することへの情熱をスパニッシュギターへと向かわせた。
この出会いによって、それ以降カルロスはギターだけを製作するようになった。
そして、ターニングポイントが訪れた。
巨匠ロマニリョスとの出会い。
ロマニリョスによるアドヴァイスによって彼のギター製作技術は格段に向上し、完成へと導かれることになった。
ロマニリョスによってスパニッシュギターとはどういうものか、
またトーレスによって切り開かれたギターという楽器の伝統的な製作法を学ぶことが出来た。
また、歴史的な製作家 たとえば、トーレスを初め、ビセンテ・アリアス
ホセ・ラミレス、マヌエル・ラミレス、サントス・エルナンデス、
エンリケ・ガルシア、フランシスコ・シンプリシオを実際手に取り弾くことができたことはとても重要な経験となった。

アリカンテで、彼は妻とスペインの東部アリカンテで今も製作をしている。

歴史的な名器の研究に基づいた伝統的な製作スタイルで作られた彼のギターは、いまや世界中で愛奏されている。

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