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新着楽器と入荷予定のご案内

 

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新着楽器と入荷予定のご案内

≪輸入クラシック 新作≫

 パブロ・サンチェス・オテロ (SE-114 トーレスモデル 650mm、松、ローズ)
パブロ・サンチェス・オテロ Pablo Sanchez Otero 2016
1986年 スペイン、ガリシア州のア・コルーニャ生まれ。建築学の勉強から古楽器、ヴァイオリンに関する研究、そして名工ロマニリョスとの出会いからギター製作家としての道が決定的になったあとも、音と構造に対する飽くなき探求心からさらなる研鑽を積んでゆきます。
本作はそんなスペイン生まれの生粋のコスモポリタンが多方面で培った審美的センスを盛り込んで作り上げた個性的なトーレス SE-114 モデル。SE-114といえばあのフランシスコ・タレガ所有のトーレスのうち、最後にあたる1888年製のもの。現代の製作家にとって究極とされるこのギターを、最大限の敬意を払いつつも自らの審美センスを通して現代のトーレスとして再構築。その進取の気性が伝わってくる見事な仕上がりです。

≪輸入クラシック 中古≫

 ヘルマン・ハウザーIII世 (1960 Segovia Limited Edition No.659 2009年 652mm、松、中南米ローズ)
ヘルマン・ハウザーⅢ世 Herman Hauser Ⅲ

 ドイツ、ライスバッハに工房を構えるヘルマン・ハウザーIII世(1958~)作、特別限定モデルの美品中古が入荷致しました。 クラシックギター製作史と演奏史の両面において、20世紀以降の最重要ブランドであるハウザーギター。 セゴビアブリームぺぺ・ロメロらの名手達の演奏とともに彩られた1世、2世の楽器達、その中でも特にメモリアルなものを3世自らがオリジナルの 型枠からリバイズした貴重なモデル。近年評価のさらに高まるIII世、完璧な造作がここに。


≪国産クラシック 新作≫

 栗山大輔(マルセロ・バルベロ1世モデル 60号 650mm、松、ローズ)
栗山 大輔  Daisuke Kuriyama 2016
当店では「新作が心待ちにされる」作家に早くも名を連ねるようになった新進。
殊に厳しい批評家としての面も持つ師の尾野薫をして、「才能がある」と言わしめた若手の、実に瞠目すべき新作です。十分に深みと厚みを持った響きながら爽やかに抜けてゆく軽さも併せ持ち、音は凛として雑味がなく、上質な楽器だけが持つ品の良さ感じさせるあたり、もはや新進とは思えない出来栄え。
自身も演奏を能くするとあって、特に左手の弾きやすさは日本人演奏家にとっては有難いところでしょう。全体の造作と塗装の仕上げも美しく、審美的なセンスの良さにも溢れた一本。
今回は製作家にとって初のバルベロ1世モデルであり、このギター製作史上至高のマエストロに対する見事なオマージュとなっています。
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込山修一(35号 650mm、松、ローズ)
込山 修一 SHUICHI KOMIYAMA
東京、新宿に工房を構え、近年注目すべき仕事を世に出している新進作家が、今回表面板をゲルハルト・オルディゲスから、横裏板をアルカンヘル・フェルナンデスから提供を受け製作。音と仕上がりの両方において実に申し分のない楽器となっています。
スパニッシュ的な明朗で抜けの良い響き、反応の良さと粒立ちの明瞭さ、適度な弾きやすさなど、この価格帯のギターとしては出色の出来と言えるでしょう。材のグレードを差し引いても、コストパフォーマンス抜群の一本。

≪国産クラシック 中古≫

星野良充(100号 2007年、650mm、松、中南米ローズ)

星野 良充 Yoshimitsu Hoshino
プロ愛好家問わず、特にコンサートでの使用を主眼として演奏をするプレイヤーから変わらず支持を受けるベテラン。最上位モデル100号の貴重な中古が入荷いたしました。
スペインのフレタやドイツのハウザーなど当代最高の銘工の作を規範としながらも、やはり氏独特のやや硬質で全体的に渋い味わいが魅力的。華々しさや色気とは一線を画す、氏の表現追求におけるその成果が表れた一本です。
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尾野薫(80号 1996年 650mm、松、ローズ)

尾野 薫  Kaoru Ono

現在国内製作家の雄と目される氏の、スパニッシュギター製作の本場の空気を存分に吸ったあと、自ら研究を重ね若手として見事な成果を上げていた20年前の作品。ストレスのない発音や深く奥行きのある響きなども素晴らしく、分けても指先の微妙なタッチの変化に敏感に反応する、その音楽的表情のレスポンスの速さは見事。音にこだわる演奏家にぜひ試してもらいたい一本です

≪輸入フラメンコ 中古≫

コンデ・エルマノス(AF-25R フェリーペ工房 2006年、665mm、松、中南米ローズ)

コンデ・エルマノス Conde Hermanos2006 AF25R

言わずとしれたフラメンコ老舗工房の定番「黒」モデル。独特な強い粘りを感じさせる硬質な音が特徴。現在は同工房がマリアーノとフェリーぺの兄弟それぞれの工房に分かれて独立ブランドとして製作しているので、当楽器はフェリーぺ工房のエルマノスブランドとしては最後期にあたるものとなります。フラメンコのみならず他ジャンルでの使用率も高い、実にオールマイティな一本。