新着楽器と入荷予定のご案内

 ≪輸入クラシック 中古≫

アントニオ・マリン ブーシェモデル 1999年 650mm 松・中南米ローズ
スペイン、グラナダ派の製作家達について語るとき、それらの楽器を特徴づける最良の規範として、また人間的な面における彼らの精神的な支柱として、誰もが名をあげる名工アントニオ・マリン・モンテロ
1933年生まれの巨匠はすでに伝説的な存在となっていますが、現在も製作を続け、完成度の極めて高く、しかもいまだなお瑞々しい新作を届けてくれています。
当楽器は氏のもう一つの定番モデルModeloE(ブーシェレプリカ)と比較して、やはりブーシェの影響を色濃く感じさせる部分があるものの、氏がもともと持っていた特性がより十全に発揮された楽器だと言えると思います。
明朗でほどよく乾いた木質の鳴りが心地よく、15年以上弾き込まれたことにより音色は艶と濃密さを増し、実に音楽的に響きます。
全体に傷はやや多く、いくつかの修理と再塗装などを経ておりますが、現代最大の巨匠の美学を伝えるものとして不足のない一本です。
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ブライアン・コーエン ハウザー1世モデル 1996年 650mm 松・中南米ローズ
古楽器やヴァイオリンなどの研究、名工デビッド・ルビオとの邂逅、そして名手ジュリアン・ブリームとの出会い。
柔軟にかつ深く楽器に対する造詣と技術を深めていったこの英国きっての碩学にとって、そのギター製作の土台となるほどに影響を受けたのがブリームから借りた1940年のハウザー1世でした。
これをもとにブリームより正確なレプリカモデルを製作するように依頼され、またこの稀代のギタリストからギターについての貴重なアドバイスを得るなどして、オリジナルのハウザーを彼独自の方法で音響的に発展させていきました。
しかしながら現代的な製作法よりも、トーレスより続く伝統工法を最良の規範としてそれを守り続ける彼の楽器は、古き良きものと新しさとが同居して、そこに「英国的な」渋みが加味された愛すべき楽器となっています。
本作はブリームが継続的に製作家にハウザーモデルを依頼していた時期のもの。巨匠ブリームが注目した響き、ぜひ味わってみてください。
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ヘスス・ベジード トーレスモデル 2014年 645mm 松・中南米ローズ
グラナダ、アントニオ・マリンの工房から坂を下りて程ない場所に工房を構えるヘスス・ベジード
トーレスからサントス、そして同郷のデ・ラ・チーカに至るスペインの過去の名工たちに最大限のリスペクトを表し、自身の製作に活かしてきました。
1883年製トーレスをもとにした当モデルは、小型なボディですが実に豊かな音量と素晴らしいレスポンスを備えており、明るく乾いた音色はフレッシュでありながら古雅な雰囲気も醸し出してとても魅力的。
製作家の性格そのままに、素朴なたたずまいに心惹かれる一本です
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アントニオ・サンチェス No.1020 2002年 650mm 松・ローズ
スペイン、ヴァレンシアの工房。
入門~中級ブランドとして日本でも定着しており、上品で艶のあるバランスの良い響きと上質な造りとで多くのユーザーを獲得してきました。
ボサノヴァやポピュラーミュージック全般での使用率も高い、オールマイティな一本。
現在は廃番となった貴重なモデルが入荷。

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≪国産クラシック 新作 入荷予定≫

久保津奈夫 60号 トーレスモデル 650mm 松・ローズ
端正な造りと、時に女性的とさえ評される繊細で滋味あふれる響き。年間わずか3本ほどの製作本数という寡作な製作家の待望の新作、トーレスモデルが近日入荷です。

≪国産クラシック 中古≫

佐久間悟 60号 ロマニリョスモデル 2016年 650mm 松・ローズ
当ショップでももはや不動の定番モデル。
凛とした、やや硬めの響き。高音には渋い味わいもあり、全体的に引き締まったストイックな印象があります。
しかるべきことをすればおのずと良い楽器が生まれるとの師の美学が確実に受け継がれ、しかも独自の個性を発揮した稀有な邦人製作家の一人。
なんと今年製作のusedが入荷。もちろん状態は良好です。
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野辺正二 1994年 640mm 松・中南米ローズ
河野賢らと並び1960年代以後の日本のギター製作界を支えたベテランの一人。
やはりスペインギターのマナーで一貫した製作を続けてきた氏ですが、その音色は外見と同様とても渋く、華美や色気とは無縁の重厚なたたずまいが魅力でしょう。
江戸指物師の父のもとで培った木工への深い造詣が音と造作の細部にまで感じられ、氏の他の作と同様に味わい深い佳品となっています。
640mmショートスケールで女性の方、手の小さめな方にもおすすめです。
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堤謙光 1998年 650mm 松・ローズ
野辺正二に師事し、アコースティックギターなどの製作も手掛けるベテラン製作家。
おおらかでたくましい響きが心地よく、師同様に華美なところはありませんが、あたたかみのある音色は南米音楽やジャズなどとも相性が良いのではないかと感じさせます。
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丸山太郎 2007年 650mm 松・ローズ
1970年生まれ。
石井栄、そしてロマニリョスの薫陶を受けた俊秀による、製作家としての卓越した才を感じさせる一本。
不足のない音量とダイナミズム、そして表現力。適度な抑制による透徹さが行き渡っており、ランクとしては導入モデルにあたる本作も、音楽的完成度の高さは見事。
表面板を中心に弾き傷は少なくありませんが、かなり弾き込まれており稀少性とクオリティからおすすめの1本。
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三浦隆志 SJ-1 ‘Scorpius’ ハニカムハイブリッド 2013年 644mm レッドウッド・中南米ローズ
アントニオ・マリン直伝である伝統工法を標榜しながらも、進取の気性に富んだ製作家の新機軸。
ダブルトップ構造による杉板の採用により鳴りの豊かさを追求し、中庸なレイズドフィンガーボードで演奏性への執着を見せる。
それでいて製作家の個性をしっかり保った音色は、モダンギターの成果と氏の本質とが見事に融合したモデルと言えそう。

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