1枚目は鉋、2,3枚目はパフリング・バインディングカッターです。
鉋は際鉋です。
古い方は蚤の市でガラクタの中から見つけたもの、新しい方は、際鉋用に鉋刃を注文して仕立ててもらったものです。使用場所は、ヘッドの横裏、ネック、ヒールギター内部、エンドブロック、そしてパフリング、バインディング掃いに、たまに力木と、個人的には多用しています。一枚鉋といって、裏金というものが無いタイプなのでよく研げますと、サクサク削れます。
パフリング・バインディングカッターは、冶具にトリマーという機械をセットして加工します。
機械の入らないネックのところは、罫引きに、ノミやのこぎり、少々ヤスリやカッターなども総動員して加工します。この冶具では機械を固定して、ギターの方を動かして削ります。しかし、製作家全体ではトリマーを直接持って、加工する人のが多いようです。この冶具のポイントは黒檀のパフリング記憶装置です。これがあると何度もノギスでパフリングの削り具合を確認しなくても削ることが出来るほか、複数の幅の違うパフリング・バインディングを削ることが出来ます。