特徴 | 相性が良い場合 | 相性が悪い場合 | |
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チタニウム |
ナイロン弦とカーボン弦の長所を兼ね備えた特性を持つニュータイプ(高音弦のみ)。クリスタル弦で、添加物のためか薄紫と黒の中間くらいの色がついている。比較的安定が早い。バランスも良好。 | 強靭で、明快な鳴り方だが、繊細さやしなやかさにも欠けていない。音が前に出るタイプ。オーガスチンのインペリアルとリーガルの中間くらいの感触がある。 | 張りが強めに感じられ、鳴りにくい。パワフルだが、その分、弾くパワーも必要。繊細感が足りない。 |
リサイタル |
ミディアムテンション。全体にバランスの良い、しっかりしたつくりになっているが、豪快に鳴るタイプではない。サバレス風の低音弦と、オーガスチン風の高音弦である。 | 低音に輝きがある。高音は、やわらかさと明快さが同居していて、楽器により表情が変わる。色彩感があって、楽しめる。 | 高音に鋭さがなく、鈍い印象。6弦の音質が4・5弦とやや異なる。 |
プロフェッショナル |
ハードテンション。バランスが良く、強靭、豪快。張りは強すぎず、なかなか魅力的なセット。 | 全体に強靭だが、高音には「リサイタル」に共通するやわらかさと色彩感がある。むしろこちらの方がコクがある点では勝っている。低音は輝きがあり、一級品。うるさくならず、高音とうまくバランスがとれている。 | 張りが強く、鳴らしにくい。 |
フトゥーラ |
ハイテンションと表示されているが、メーカーによれば、プロフェッショナルよりわずかに細い。 | ほぼプロフェッショナルと同じ印象。高音のやわらかさが幾分後退し、明快さが感じられる。 | ほぼプロフェッショナルと同じ。 |
ロマンティカ |
細めの弦を使用しており、とくに3弦はサバレスのアリアンスを思わせる。2弦とほとんど差がない。 | 高音は、基本的には軽く良く鳴るが、落ち着いた響きや重さもある。低音弦も細めだが、軽くなりすぎず、しっかりしていて全体にバランスがとれている。 | 楽器によっては多少粗さが出ることもある。やや乾いた響きとなる。 |
高音弦に新開発のシルクカーボンを採用 音色の確認は、こちらから (演奏:益田正洋) |
カーボン弦特有の金属的な音色になり過ぎることなく、とても明瞭な発音の高音弦が特徴です。ギターの音色に「明るさ」を求めている方にオススメ! | 低音弦は落ち着いたクラシックギターらしい木質感を感じられる音色なので、高音弦の明瞭さが古き良き時代のギターの音を求めている方には違和感を感じるかもしれません。 | |
ノーマルテンション。4弦シルバーコーティング。 低音とのバランスをテーマに高音弦に新素材を採用。 高音弦は白濁弦 音色の確認は、こちらから (演奏:益田正洋) |
新素材を使用した高音弦の見た目に半信半疑だったが、一般的なナイロン弦と遜色ない音色です。むしろナイロン弦よりもさらに柔らかさを感じます。低音の響きとのバランスは秀逸 | 単純に見た目の違和感を気にする方は無理に使う必要はないかもしれません。また明瞭な高音を欲している方は通常のナイロン弦の使用をお勧めします。 | |
ハイテンション。4弦シルバーコーティング。 低音とのバランスをテーマに高音弦に新素材を採用。 高音弦は白濁弦 音色の確認は、こちらから (演奏:益田正洋) |
新素材を使用した高音弦の見た目に半信半疑だったが、一般的なナイロン弦と遜色ない音色です。むしろナイロン弦よりもさらに柔らかさを感じます。低音の響きとのバランスは秀逸 | 単純に見た目の違和感を気にする方は無理に使う必要はないかもしれません。また明瞭な高音を欲している方は通常のナイロン弦の使用をお勧めします。 |